人形ネメシスデッキ傾向 =アディショナル環境1週目=
アディショナル追加後2回目のJCGを明日に控え、
ランクマ・Ratingともにある程度は環境が落ち着いてきている気がします。
今回はJCG(8.22)予選決勝進出者のデッキリストから見た
人形ネメシスのデッキ傾向です。
JCG予選を勝ち上がった人形のデッキリストを見比べながら話していきたいと思います。
1. 予選決勝進出者のデッキデータ
上表は左から順に
・カード名
・全体の採用枚数(決勝進出者16人がそのカードを何枚入れていたかの合計値)
・平均採用枚数(全体を16人で割ったもの=平均的に何枚デッキに入っていたか)
・平均枚数整数化(平均枚数を整数化したもの)
の4つで分析しています。
まず決勝進出者全員がデッキに3枚入れていたカードは次の8種類です。
ハーメルン
フラワードール
パラケルスス
リトルパペッター・ロココ
すり替わり
立ち上がりし鋼の戦士・シロウ
奮励の儁秀・シルヴァ
復讐の人形遣い・ノア
これらのカードは人形ネメシスの核となるカードの一部であり基本的に3投でいいのではないかと思います。
2. 人形の少女・オーキスの枚数について
これに関しては一度言語化しておきたいと思っていたため言語化させていただきます。
『人形の少女・オーキス』
個人的にはこのカードに関しても3投でいいと思っています。
オーキス2投に関してですが
初めて2投の構築を見たのはAkamaruredさんの海外大会優勝構築です。
There you have it. The lineup i used to win SVO BoTS Round 3 : Rotation Format
— PG | Akamarured (@PG_Akamarured) July 29, 2018
Special Thanks to @TeddyC11 for the PDK deck, to all the viewers on stream that helped the practice be entertaining, to all my practice group in @SkyHallowed , to @PandaGlobal for the sweet gear. pic.twitter.com/k2vUx8o56c
あの頃、私の中でのオーキスの立ち位置は、
7T目までに人形を処理で使っていたら8T目オーキスで人形を補充しノアへつなげるいわば人形補充要員
でした。
その使用方針があっているか間違っているかは別として
初めからオーキスをサブプラントして考えていました。
(今となればその考えはおかしかったと思います。)
そして、その考えで2投は構築としてナシではなかったと思っていました。
ただ、東RAGEでのあぐのむさんのパペットルーム入り構築の普及によりハンドの人形補充はより簡単に、
またデッキへの理解度も深まりあぐのむ構築以外でも、
人形の温存からのオーキスリーサル、もしくはオーキスである程度削ってノアリーサルにつなげる人形ネメシス本来の動きに戻ってきたかのように思えます。
そして8T目オーキスで、ある程度勝ち筋を作ることこそが対天狐において必須級に大切だと認識しだしました。
そのためオーキスは天狐に一矢報いる刃として
またほかのクラスにも圧をかけられる外せないカードだと思いだしました。
私としては2投も3投もありだと思いますが、対天狐でもある程度戦えるデッキにしたいためオーキスは3投がよいのではないか考えています。
ここまでオーキスの枚数についてでしたが続いて以降がおそらく本題です。
元々東RAGE前は、
3×13まで共通で残りの1枚だけが個人差
とまでいわれていた人形ネメシスというこのデッキ。
ここからはその3×13が変わってくるようになった一番大きな要因についてのお話です。
3. 清新なる銃設計士・ククル
攻撃時 フォロワーへ攻撃したなら(ダメージを与え合う前に)、そのフォロワーに2ダメージ。
ファンファーレ エンハンス 5; ガンパウダーミキサー・クムユ1体を出す。
アディショナルにて、清新なる銃設計士・ククル が追加され
人形ネメシスの13×3というのは、はかなく散りました。
そしてデッキの枚数を再調整する環境に突入しました。
環境初期である新カードを試運転するという時期的なものも多少はあると思いますが、
ククルの評価の高さはその採用枚数によって数値化されていると思われます。
全体を通して2枚入りの型が1つだけと
ククルは、ほぼ全てのデッキにおいて3投されていました。
試運転期間が終わり次回以降のJCGで、2投以下になる可能性も確かにありますが
・単純にシルヴァの弾が増える
・ボードに干渉しやすい先2ダメという攻撃時効果
・エンハンス5でおまけについてくるクムユの、顔にも飛ぶ謎3ダメ
この3点において今後も人形ネメシスを担う核としてククルが多く起用されることが予想されます。
別に新カードを評価するところではないのでここら辺で口を慎みます。
さて、ここまで3投が多くされているカード群を見てきました。
ここまでのを確定枠とするのなら30枚です。
スピネに関しても2人、2投されている方がいるだけで
(そのうち一方は純真を2枚採用しておりスピネの代わりにドロソ採用、シルヴァの弾も確保していた型)
スピネは標準3枚として2枚以下への言及は避け、
つまり確定枠33枚としてこれ以降考えていきます。
ククルの出現で確定していた39枚近くの構築が崩れた(もともと崩れかけていた?)のは周知の事実です。
では何が削られていったのか。
次からは削られていったカードを見ていきます。
4.削られたカード
ククルの出現により
元の3×13構築から削られるカードの候補としてあげられたのは下の3種類。
・オートマタナイト
・心無き決闘
・外界からの侵略者・バジリス
確定枠を外して残りデッキ枚数としては7枚。
・パペットルーム
・純真の歌い手
・ジャンク
・熊人形の少女
を好みで採用するか
もしくは残りの7枠を
オートマタナイト・心無き決闘・バジリス
これらのカードで埋めていくことになると思われます。
ここはお好みですが、
JCG予選決勝進出者のデッキリストをもとに枚数の平均を取ると
・オートマタナイト:2
・バジリス:2
・心無き決闘:2
・パペットルーム:1
で、合計7枚が平均値です。
ここから
パペットルームをオートマタにして、シルヴァの弾を増やすもよし、
心無き決闘でロボミ裏エンハンスヴィクトリアをするために心無き決闘を3枚にするもよし
あとは環境やBO3の相方と相談ということになると思います。
バジリスに関してですが、
現環境JCGのデータを見る限り、ロイヤルは減少傾向にあるため枚数は減ってくるのではないかと思います。
(こちらに関してもロボミ裏シルヴァが強いというのは事実なので採用の余地はお好みでありです。)
一応、可視化したほうがわかりやすいと思うので下記にJCG予選決勝進出者の平均構築を画像として残しておきます。
■JCG予選決勝進出者のカード枚数平均を取ったデッキがこちら▼
平均すれば強いかって言われると絶対にそんなことはないと思いますが
デッキ構築で困ったときの一助になればと思います。
ちなみに私の個人的見解を記述するのならば
パペットルームの有無はハンドの人形の枚数の話になるため
・後半に引いても一応使える。またシルヴァの弾にもなるオートマタナイト
・前半でぶん回りヤッホイしたいならパペットルーム
を採用といった感じで私は考えています。
5.おわりに
今回は以上です。
明日のJCG出る方は頑張ってください!