BO3環境におけるTier1データ【8.25週】
ほかの記事において、JCGの結果をもとに多々考察になっていない考察を行っていましたが、
今回はそのデータをまとめ、BO3環境におけるTier1情報をまとめていこうと思っています。
☆Tier1(使用率20%~)
・人形ネメシス (使用率:28%)
☆Tier2(使用率11~20%)
・ギガントキマイラウィッチ (使用率:14.0%)
・翠嵐エルフ (使用率:13.3%)
・ランプドラゴン (使用率:12.8%)
☆Tier3(使用率5~10%)
・天狐ビショップ (使用率:9.8%)
・アーカスネクロ (使用率:9.0%)
以上がJCGの結果をもとにした、最新BO3環境Tier情報です。
某攻略サイトとの差別化として:
このTier情報は、JCGの結果に基づいており、よりBO3環境におけるデッキタイプの指標として使いやすいという点です。
ここから先は今後の傾向について予想させていただきます。
1.人形ネメシス
現在の使用率で独走状態、驚異的な使用率を誇っている至高のデッキタイプです。
現在のところこの勢いが下降する兆しはほぼ見られませんが
しかし上昇するというよりは、今の使用率のまま停滞すると思われます。
停滞するといっても現状2人に1人がBO3に持っていくデッキタイプとなっているため
このデッキのメタを中心として今後の環境が廻っていくのではないかと思われます。
2.ギガントキマイラウィッチ
ギガントキマイラウィッチはご存知の通り、9ターン目に試合を決定させるデッキパワーを有しており、そのタイムリミットで相手へ圧をかけていくデッキとなっています。
コントロール軸を主体にフィニッシュターンが遅めになってきた現環境において爆発的なパワーを所持しています。
またデッキ特性上、場にあまりフォロワーを並べることもないので使用率トップの人形における理想ムーブ「3ターン目シルヴァ」のリーダー付与効果を空かすことができるという点で注目されてきました。
さらにBO3環境においては人形メタというだけでなく人形メタの筆頭と言われている天狐ビショップに対してコントロール界1のフィニッシュパワーで襲いかかれるという強みもあります。
独走状態の人形とは違った形、環境にとても順応した形で使用率が多くなっていっている現状です。
3.翠嵐エルフ
続きまして、翠嵐エルフに関してです。
アディショナル追加後、最初のJCGでこそ使用率が抑えられていたものの
次第に使用率は右肩上がりに上昇。
今となっては使用率2位という結果になっています。
エルフというクラスが多くのデッキタイプに対応しやすく偵察的に繰り出すことができることもこの使用率になっている一因と考えています。
また、茨の森の効果により人形ネメシスの最大盤面干渉である【操り人形】を食い止めることができることも一因となっていますが
人形ネメシス対エルフは人形ネメシス有利のため早期の決着を強要される肩身の狭い環境になっています。
4.ランプドラゴン
前回の記事にも書かせていただきましたが、
現在圧倒的に使用率が下がってきているデッキタイプです。
【ジャバウォックドラゴン】や【アジ・ダハーカ】、【狂えるドレイク】
などのカードパワーが高くもちろんデッキパワーも高いのですが
小回りが利くというわけでなく、安定して勝利をつかむことが難しいという点で
握りにくいのではないかと思われます。
これから先もこの使用率のままだと思いますが、ドラゴンというクラス自体の持つ圧力は多大なものですのでBO3においてうまく扱える方は大型大会などにも持っていくことは重々にしてあり得る択だと思っています。
5.天狐ビショップ
ギガントキマイラウィッチのところでも書きましたが
明確な人形メタとして機能しているデッキタイプが天狐ビショップだと思います。
ギガントキマイラウィッチは、7シルヴァ潜伏からー8復讐オーキスと動かれると手も足も出ない状況にならないとは限りません。
その点天狐は人形対面を安定してみられるため好まれて持ち込まれているのだと思います。
また、顔に来られても回復ができるという安心感が持ち込みを加速させているのかもしれません。
6.アーカスネクロ
アディショナルカード・グレモリーの追加によって、さらに大きく躍進を進めているアーカスネクロというデッキタイプ。
潤沢なドローソースだけでなくグレモリーをはじめエフェメラ、フェリなどリーサルを支えるカードが多数入っておりリーサルプランが1つでないこともこのデッキタイプが好まれていることの一つです。
しかし、そのリーサルプランの多さが時に仇となり
練度次第ではリーサルを逃す・時間切れになるということもあるように思えます。
これから先、環境全体の練度が上がりアーカスネクロがもっと使用されることも予想できますが、現状はほかの練度のあるデッキタイプでもよいと減少傾向に陥っています。
今回の記事は以上になります。
また次回のまとめ記事もよろしくお願いします。
ポセイドン追加から1週間『ドラゴンのJCG使用率』
先週末(25,26日)両日共にJCGへ出場させていただき,
データをまとめる時間がなかなか取れませんでした。
データがかなりかさばっていますがとりあえず今回の記事では、
25日のJCG予選に関するデータに基づいて、アディショナル追加後2週目のドラゴン環境を見ていこうと思っています。
しばしお付き合いください。
◆落ちていったドラゴン
前回のJCGにおいてクラス使用率トップであったドラゴン。
今回のアディショナルで
【ポセイドン】及び【終戦のドラグーン】をもらい、一気にトップの座に君臨していました。
しかし、25日のJCGでは一転、使用率の減少にさいなまれています。
実際に数値になおしてデータとして掲載するのならば
8月22日のドラゴンクラス使用率は全体の22.7%
これに対して、
8月25日のドラゴンクラス使用率は全体の14.7%
使用率が8%も下がっています。
この8%というのはJCG予選出場の全512デッキ中8%ということですから、
約40デッキ。JCGはBO3ですから
つまり40人近くがドラゴンの使用をわずか3日にしてやめていったということになります。
もちろんみんな同じ人が予選に出場しているわけではないので必ずしも環境を言い表しているかといえば正確ではないですが
この環境の推移は、なかなかに面白いデータだと思います。
◆最後に
今回はドラゴンのみに言及し、記事を書かせていただきました。
短い文章でしたが、次回は 26日の予選データも含め
他クラスの動向を追っていこうと思っています。
今回の記事でどうしても取り上げたかったのは異常なまでのドラゴンの使用率低下です。
ではそのドラゴンから離れていったプレイヤーが向かったクラスとは…??
明日以降詳しくまとめていきます!
人形ネメシスデッキ傾向 =アディショナル環境1週目=
アディショナル追加後2回目のJCGを明日に控え、
ランクマ・Ratingともにある程度は環境が落ち着いてきている気がします。
今回はJCG(8.22)予選決勝進出者のデッキリストから見た
人形ネメシスのデッキ傾向です。
JCG予選を勝ち上がった人形のデッキリストを見比べながら話していきたいと思います。
1. 予選決勝進出者のデッキデータ
上表は左から順に
・カード名
・全体の採用枚数(決勝進出者16人がそのカードを何枚入れていたかの合計値)
・平均採用枚数(全体を16人で割ったもの=平均的に何枚デッキに入っていたか)
・平均枚数整数化(平均枚数を整数化したもの)
の4つで分析しています。
まず決勝進出者全員がデッキに3枚入れていたカードは次の8種類です。
ハーメルン
フラワードール
パラケルスス
リトルパペッター・ロココ
すり替わり
立ち上がりし鋼の戦士・シロウ
奮励の儁秀・シルヴァ
復讐の人形遣い・ノア
これらのカードは人形ネメシスの核となるカードの一部であり基本的に3投でいいのではないかと思います。
2. 人形の少女・オーキスの枚数について
これに関しては一度言語化しておきたいと思っていたため言語化させていただきます。
『人形の少女・オーキス』
個人的にはこのカードに関しても3投でいいと思っています。
オーキス2投に関してですが
初めて2投の構築を見たのはAkamaruredさんの海外大会優勝構築です。
There you have it. The lineup i used to win SVO BoTS Round 3 : Rotation Format
— PG | Akamarured (@PG_Akamarured) July 29, 2018
Special Thanks to @TeddyC11 for the PDK deck, to all the viewers on stream that helped the practice be entertaining, to all my practice group in @SkyHallowed , to @PandaGlobal for the sweet gear. pic.twitter.com/k2vUx8o56c
あの頃、私の中でのオーキスの立ち位置は、
7T目までに人形を処理で使っていたら8T目オーキスで人形を補充しノアへつなげるいわば人形補充要員
でした。
その使用方針があっているか間違っているかは別として
初めからオーキスをサブプラントして考えていました。
(今となればその考えはおかしかったと思います。)
そして、その考えで2投は構築としてナシではなかったと思っていました。
ただ、東RAGEでのあぐのむさんのパペットルーム入り構築の普及によりハンドの人形補充はより簡単に、
またデッキへの理解度も深まりあぐのむ構築以外でも、
人形の温存からのオーキスリーサル、もしくはオーキスである程度削ってノアリーサルにつなげる人形ネメシス本来の動きに戻ってきたかのように思えます。
そして8T目オーキスで、ある程度勝ち筋を作ることこそが対天狐において必須級に大切だと認識しだしました。
そのためオーキスは天狐に一矢報いる刃として
またほかのクラスにも圧をかけられる外せないカードだと思いだしました。
私としては2投も3投もありだと思いますが、対天狐でもある程度戦えるデッキにしたいためオーキスは3投がよいのではないか考えています。
ここまでオーキスの枚数についてでしたが続いて以降がおそらく本題です。
元々東RAGE前は、
3×13まで共通で残りの1枚だけが個人差
とまでいわれていた人形ネメシスというこのデッキ。
ここからはその3×13が変わってくるようになった一番大きな要因についてのお話です。
3. 清新なる銃設計士・ククル
攻撃時 フォロワーへ攻撃したなら(ダメージを与え合う前に)、そのフォロワーに2ダメージ。
ファンファーレ エンハンス 5; ガンパウダーミキサー・クムユ1体を出す。
アディショナルにて、清新なる銃設計士・ククル が追加され
人形ネメシスの13×3というのは、はかなく散りました。
そしてデッキの枚数を再調整する環境に突入しました。
環境初期である新カードを試運転するという時期的なものも多少はあると思いますが、
ククルの評価の高さはその採用枚数によって数値化されていると思われます。
全体を通して2枚入りの型が1つだけと
ククルは、ほぼ全てのデッキにおいて3投されていました。
試運転期間が終わり次回以降のJCGで、2投以下になる可能性も確かにありますが
・単純にシルヴァの弾が増える
・ボードに干渉しやすい先2ダメという攻撃時効果
・エンハンス5でおまけについてくるクムユの、顔にも飛ぶ謎3ダメ
この3点において今後も人形ネメシスを担う核としてククルが多く起用されることが予想されます。
別に新カードを評価するところではないのでここら辺で口を慎みます。
さて、ここまで3投が多くされているカード群を見てきました。
ここまでのを確定枠とするのなら30枚です。
スピネに関しても2人、2投されている方がいるだけで
(そのうち一方は純真を2枚採用しておりスピネの代わりにドロソ採用、シルヴァの弾も確保していた型)
スピネは標準3枚として2枚以下への言及は避け、
つまり確定枠33枚としてこれ以降考えていきます。
ククルの出現で確定していた39枚近くの構築が崩れた(もともと崩れかけていた?)のは周知の事実です。
では何が削られていったのか。
次からは削られていったカードを見ていきます。
4.削られたカード
ククルの出現により
元の3×13構築から削られるカードの候補としてあげられたのは下の3種類。
・オートマタナイト
・心無き決闘
・外界からの侵略者・バジリス
確定枠を外して残りデッキ枚数としては7枚。
・パペットルーム
・純真の歌い手
・ジャンク
・熊人形の少女
を好みで採用するか
もしくは残りの7枠を
オートマタナイト・心無き決闘・バジリス
これらのカードで埋めていくことになると思われます。
ここはお好みですが、
JCG予選決勝進出者のデッキリストをもとに枚数の平均を取ると
・オートマタナイト:2
・バジリス:2
・心無き決闘:2
・パペットルーム:1
で、合計7枚が平均値です。
ここから
パペットルームをオートマタにして、シルヴァの弾を増やすもよし、
心無き決闘でロボミ裏エンハンスヴィクトリアをするために心無き決闘を3枚にするもよし
あとは環境やBO3の相方と相談ということになると思います。
バジリスに関してですが、
現環境JCGのデータを見る限り、ロイヤルは減少傾向にあるため枚数は減ってくるのではないかと思います。
(こちらに関してもロボミ裏シルヴァが強いというのは事実なので採用の余地はお好みでありです。)
一応、可視化したほうがわかりやすいと思うので下記にJCG予選決勝進出者の平均構築を画像として残しておきます。
■JCG予選決勝進出者のカード枚数平均を取ったデッキがこちら▼
平均すれば強いかって言われると絶対にそんなことはないと思いますが
デッキ構築で困ったときの一助になればと思います。
ちなみに私の個人的見解を記述するのならば
パペットルームの有無はハンドの人形の枚数の話になるため
・後半に引いても一応使える。またシルヴァの弾にもなるオートマタナイト
・前半でぶん回りヤッホイしたいならパペットルーム
を採用といった感じで私は考えています。
5.おわりに
今回は以上です。
明日のJCG出る方は頑張ってください!
JCG(8.22)予選から見るBO3環境のデッキ相方相性
昨日投稿したデータで上位クラスのデッキリストの分類はわかったわけですが
それとは別にデッキ選択の上でどのデッキが一緒に持ち込まれているかがメタ環境において重要になってくると思われるためそのデータを参照します。
1. 人形ネメシス
昨日のデータにおいても最高の使用率であった人形ネメシスですが
以下グラフはBO3で一緒に持ち込まれているデッキです。
1st.ランプドラゴン:36.3%
2nd.翠嵐エルフ:20.0%
3rd:ギガントキマイラウィッチ:18.8%
データ上はこのようになっており新カードで強化されたランプドラゴンとの持ち込みが増えています。
2. ランプドラゴン
1st.人形ネメシス:37.8%
2nd.マナリアウィッチ:19.5%
3rd.アーカスネクロ:17.1%
3rd.ギガントキマイラウィッチ:17.1%
人形との持ち込み率が高いことは前述済み。
マナリア,ギガキマ両ウィッチとの組み合わせが多く見受けられ、
ドラゴンがメタられる可能性は大いにありますが
ドラゴン・ウィッチという組み合わせは今後多くみられる可能性が高いです。
3. マナリアウィッチ、ギガントキマイラウィッチ
マナリアウィッチとランプドラゴンの組み合わせが半数あります。
その両デッキタイプは現環境で着目されている2つのデッキタイプとなっているため今後減少する可能性はありますが、このまま持ち込みの組み合わせの比率が如実に出るようであればBO3画面において
相手のウィッチがマナリアかギガキマかある程度、推測をすることができる可能性も出てきますが
まだ環境初期の机上論なので何とも言えません。
4. 終わりに
とりあえず今回はこんな感じです。
環境初期なので何も大きいことは言えません。
このデータをもとにそれぞれ思うことがあると思うので自分の思うデッキ選択で頑張ってください。
JCG(8.22)予選から見るアディショナル追加後のBoS環境
初のブログとなりますが、今期よりJCGのまとめをさせていただくこととなり
そのためどこかで環境の考察を行いたいと思い、いつまで続くかわかりませんが当ブログを開設します。
JCGの持ち込みデッキをもとに環境を考察することに重きを置いていこうと思っています。
1. アディショナル追加後の各クラス使用率
まずはじめにBO3環境に持ち込まれた各クラスの割合から見ていきます。
特筆すべきはドラゴンの多さです。
アディショナル前はあまり見られなかったドラゴンが環境に割って入ってきていることが見られます。
エルフはそれに押し出されるように減少傾向にあります。
2. 使用率上位クラスのデッキ種類
続いては上位クラスにおいて、どの種のデッキが採用されているかです。
一番気になるクラスはウィッチです。
アディショナル追加前から豊富なデッキの型を見せていたウィッチクラスですが
追加後もその豊富さは変わりません。
ギガントキマイラウィッチの強さは健在でウィッチクラスの中では無類の使用率を誇っています。
一つのクラスからそれぞれ異なったタイプのデッキが飛んでくる、的を絞らせないクラスであることは確かだと思います。
3. 終わりに
ただ薄っぺらく使用率を書いていますが今後はデッキタイプや予選ではなく決勝のデータの分析、またデッキタイプの組み合わせに関してもまとめていくつもりです。
とりあえず初めてのJCGまとめとブログで不手際な点もあると思います。ご理解とご了承ください。
一人でも多くの人のシャドバへのやる気の一助になればと思います
ではでは。